なごや環境大学

ミツバチが消えた! 生態系を乱したのはだれ!!
講師:田中優氏

2009年10月4日
ウイル愛知 視聴覚室


平成21年度 後期の「なごや環境大学」の講座が始まりました。
第1回目の講師に田中優先生をお招きしてウイルあいちの視聴覚室で10月4日(日)午後開催されました。

今年度は来年名古屋市で開催が予定されているCOP10に向かっての内容が主題となり、田中先生の話も
最近話題になっている「ミツバチが何故消えたのか?」環境変化、温暖化などの生態系の乱れがテーマでした。

そしてCOP10の目的は単に生物多様性を守るための一般論にとどまらず経済優先社会の構造的な歪みを
正す様々な国際協定を結ぶことが重要であることの説明がありました。

かわいらしいアザラシの赤ちゃんのお話から始まりました。今年は温暖化のために北海道に接岸した氷の上で
生まれたアザラシの赤ちゃんは氷が解けてしまったので一頭も育つことが出来なかったと云うショッキングな
話でした。

ミツバチが消えたのは世界的規模でひろがっていること、その原因はほぼ農薬であることが解っているのに決して
公表されない今日の社会。

世界の紛争の原因は石油の争奪戦であること、資源の豊富な後進国は先進国に不当な価格で奪われますます
貧困に追い込まれていること、CO2を出さない電気自動車の生産は、既存のガソリンエンジンの
生産システムを持つ大企業につぶされていること。

更に、遠くから買うものが安く、国内で買うものが高価というしくみ、CO2を減らすには是非「地産地消」の
暮らしにきりかえることが大事なことなど、2時間半休みも無く充実したお話でした。

しかし、このお話を豊富な知識を得ただけに留まるならば何の役にも立たない、これを自分のものとし、
暮らしのなかで生かし、更には広く大切なことは広げる、伝える努力が必要であることを痛感した一日でした。


                                                      記   田邉登志夫